子供と散歩しながら思ったこと

平日はもっぱら時間に追われている。

子供を急かし、自分もバタバタし、保育園に着く時間はいつもギリギリ。

仕事を始める時間も同じくギリギリ。

車に乗り込むと大抵大きくため息をついている。

ふぅ〜〜〜〜〜〜〜〜

 

今日は久しぶりに1歳の息子と時間に追われずゆっくり過ごせる日だった。

散歩に出かけ、歩いてきた道を引き返そうと、その場に座り込もうと、抱っこをせがまれようと、余裕がちがう。

 

うふふ。きになるよね〜

 

うふふ。楽しいよね〜

 

息子をみる眼差しは、(かなり)優しい。

 

 

仕事をしていると、やっていることをどんどん極めたくなる。

自分の持っている時間をどんどん投資したくなる。

 

一方、こどもと今日のように効率とか時間とか関係なく、

ひだまりの中をただただ散歩することは、自分にとって間違いなく

豊かさを感じる瞬間だ。

大切にしたい時間である。

 

自分にとって心地いいと感じる時間や生活の仕方を、とにかく大切にしたい。

そしてそれと同じだけ、家族を含め他の人が心地いいと感じている生活や考え、文化なども尊重したい。

 

 

 

 

扁桃炎と気になる人のこと

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先週の日曜日の夕方から扁桃炎を患い、のど、頭、扁桃腺、耳、節々の痛みと発熱があまりに辛すぎて翌日祝日だったが耳鼻科を受診。診察代の高さに泣きそうになりながら、すがる思いで薬を飲み横になること4日間。

家族と夫実家の協力あって、木曜日頃には起き上がれるようになったが、週末を挟み昨日再びのどに違和感を感じ、明け方には頭痛と咽頭痛。

 

もういやだ。

先週の辛さをもう一度味わうのはいやだ。

 

悪化しないうちにとすぐ医者にいって薬をもらい、帰宅早々横になる。

 

幸い今のところ、前回ほど悪化はしていない。

このまま治ってくれ、落ち着いてくれ扁桃腺。

 

さて、耳鼻科から帰宅する途中、まだ1.2歳前後に見える子を2人連れて歩くお母さんを見かける。生活圏が近いのだと思うが、よく見かけるお母さんで、実は前から勝手に、いつか話しかけたいと思っていたのだ。

というのも、1.2歳前後の子2人にいつもはもう1人、3.4歳くらいの子も連れて歩いてるのだが、誤解を恐れず言えばいつもなんだか疲れているように見えた。

実際疲れているかは別にして、子どもの推定年齢があっていればそりゃ毎日普通に疲れるだろうよ!

周りに頼れる人いるのかな。寝れてるのかな。

家近そうだし、周りに頼る人いないならうちで少しでもおこちゃん見るよ!と言いたかった。(まずは自分の体調管理、という話はいったんおいておいて)

 

 しかしだいたい見かけるのが大きな交差点で信号待ちしているときで、車乗り捨てて飛び出すわけにもいかないしなぁ、というのを2.3回繰り返しての今日。

 

いつもと違う場所で遭遇した。

ここなら車とめられる!

 

しかし、しかし。

突然車から出てきて、しかもマスクしてて顔もよく見えない人が、あの、前から気になっててなんて言ったらあまりに不審すぎる。

いやでも、やっぱり今日もちょっと大変そうに見える。

 

大丈夫ですと言われればそれはそれでOKだ。

不審がられたって、別にどう思われるかは今回どうでもいい。

 

えぇい!と思い、結局車を降りて声をかけてみた。

 

はじめはびっくりしていたが、少し話すと、声をかけてくださってありがとうございますといって、日常の様子を話してくれた。

やっぱり、私だったら倒れてるんじゃないかと思うくらい毎日一生懸命生活している様子だった。

 

大人と話したかったから嬉しいです、と言っていた。

 

話せば、よくいく公園も他の遊び場も同じだったので、また会いましょうと言って別れた。

 

 

話しかけたことがこのお母さんにとってよかったか悪かったかはわからない。

結果的に追い詰めてしまうことだって考えられる。

 

でも、やっぱりやってみないとわからない。

 

特に0〜3歳くらいの子を育児中の親が欲しいのは睡眠時間だから、子育て支援センターとかに仮眠室作れないかなぁ、30分でも子どもに邪魔されず寝れたらだいぶ心も穏やかになるよなぁなんて思いながら、帰宅して横になりました。

 

治すぞー

治すぞーー

 

 

 

 

 

私は運動苦手だけど、子どもには...

運動教室をやっているという話をすると、それを聞いたお母さんからよくきく言葉。

「私昔から体育が苦手で、今も運動自体に苦手意識があるんです。だから、自分の子どもにはせめて身体動かすこと自体は好きになって欲しいんです。」

 

学校の体育はどうしても成績をつけなければいけないので、他の生徒との比較で評価が下されます。

体育を離れ、地域のスポーツクラブに参加した場合でも、その団体が大会で好成績を納めることを目的にしていたりすると、当然運動が得意な子(もしくは身体の発達が早い子)が活躍する可能性が高くなります。

 

本当は学校の体育だってあまたある運動の一部分でしかないし、スポーツクラブも然り。

それでも身近な運動する機会がそれだけだったら、そこでの評価を持って自分を運動が得意だとか苦手だとか認識するしかありません。

 

でも運動って、本来他人からの評価云々より自分がどれだけ

「タァのしぃいい〜〜〜〜‼︎」

「スッキリすルゥうう〜〜〜〜〜〜!‼︎」

と興奮するかが基準だと思います。

 

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いい顔! 

 

スポーツの発祥は貴族の遊び。

 

勝敗を重視するスポーツももちろんとても楽しいです。

長年そこにどっぷり浸かっていたので、その楽しさや興奮は身に覚えがあります。

 

でも、勝敗より楽しいと感じる感覚が重んじられるような運動の機会も子どものうちには大切だと、そんな想いでバルシューレ教室をやっています。

 

体育やスポーツクラブでの評価で運動が苦手と認識してしまい、その後の人生何となく後ろ向きに運動を捉えるようになる前に、

「タァのシィイイイーーーー‼︎」

「もっと!もっと!!」

という興奮をたくさん経験できる運動の機会を幼少期に探してみるのもいいですね。

 

なんでもいいですが、もちろんバルシューレ教室もその機会を提供しています。

 

運動して興奮。

いいじゃないですかー!

 

 

 

 

 

母の日記

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今日の夕方、実家で荷物の整理をしていたら一冊のノートが出てきた。

何気なく開いてみると、母が子育てし始めた当時の日記だった。

父の転勤で見ず知らずの知り合いもいない土地で子育てをすることになった母。

ノートには、まだ1歳になるかならないかの幼子(私の兄)を抱え、初めての子育てに戸惑う様子や、専業主婦として過ごす毎日の苦悩のようなものが綴られていた。

毎日の3食の献立も記されていて、それをみるとその頃の母の姿がより鮮明に感じれらた。

そして、ページをめくるたびに励ましたくなった。

「よくやってるよ!十分だよ!あなた素晴らしい!!肩の力抜いて!」

そう言いながらめちゃくちゃ肩叩いたり背中叩いたりしたくなった。

 

辛かっただろうなぁ。モヤモヤしただろうなぁ。

 

当時の話を聞きたくなるが、去年亡くなった母にそれはできないし、でもまだ生きていたとしたらこのノートを今私が目にすることもなかったんだろうと思う。

 

母の母自身に対する失望と苛立ちと焦燥感と葛藤が詰まったこのノートは、父にも存在を話さず、捨てることもせず、こっそりもらってきた。

大事なお守りだ。

 

 

 

急がば回れ

バルシューレ教室の小柳です。

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だんだん秋らしくなる佐久。

 

久しぶりの投稿になってしまいました。

 

今週水曜日は上田教室の日でしたが、そのうちの幼児クラスでの出来事。

すでに通ってくれているお友達2人と、体験に来てくれたお友達2人の計4人での教室でした。

体験の2人は緊張した面持ちながら、風船打ちやボール運び、ボール投げなどこちらが誘いかけるプログラムを一つ一つ取り組みました。

その横で、すでに通っている2人は使っていない道具やボールをいじったり時にはひっくり返したり、たまにケンカしたり。

プログラムが変わるごとに「一緒にやろうかー?」と声をかけるも、返事は「やらなーい!」

 

結局45分の教室時間中、一緒にプログラムに取り組んだのは2人とも10分あるかないかという感じでした。

 

そのうちの1人のお母さんは、その様子を体育館の2階に身をひそめながらから終始見ていましたが(基本的には教室中親の姿は見えないようとにお願いしています)、終わって顔を出すなり「もう、何度しっかりやるように声をかけようと思ったことか!」と正直な心境を話してくれました。

 

ところが一転、そのお母さんの子は教室の終わりの挨拶をしようとするなり、「ねぇもう終わりなの?もっとやりたいよ!」の一言。

 

笑いました。

 

そして、このお母さんが教室の途中で声をかけたくなる気持ちをグッとこらえてくれたことに心底感謝しました。ありがとうSさん!ありがとうありがとう!

 

 

実は、こんな日は教室をやっている私も心穏やかではありません。

だって、全員が私のいうことにしたがって同じ動きをしている方が見栄えがいいし、統率のとれた教室感が出るから。

でも、プログラムによってやるかやらないかを本人が選択して、極端に8〜9割やらない日があることも、その間本人なりに遊んで楽しんでいる場合はそれでいいと思います。(退屈そうにしている場合は別です。またやっているお友達の邪魔をしたり、何か道具を壊してしまうような場合は厳しく注意します。)

最後にもっとやりたい!と思えるなんて、こちらの都合で参加を強制したりして、その充足感を味わう機会を奪ってしまわなくてよかったとほっとしました。

 

本人の自主性がもっとも発揮される環境を意識しながら、もっともっと子どもたちがやりたい!と思えるプログラムと場の雰囲気づくりを追求していきます。

 

今日はこれから佐久教室です。

いってきますー!

 

 

6月の教室の様子

先週土曜日の佐久教室小学生クラス。

通ってくれているTくんのお母さんが写真を撮ってくれました。

ありがたいー!

 

教室の様子はこんな感じです。

 

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まずは風船打ち。手のひらから始まり、指、太もも、足先など、からだのさまざまな部位で風船を落とさないように打ち上げます。

 

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その後は、柔らかいスティックを使ってみんなで打ち合い。今どきは股に挟んで打つというのがスタンダードらしい。

 

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次はボール当て。幕から飛び出す的(私)にボールを正確に当てます。投げる位置はその子の調子や実力によって調整。みんな毎回気合いがすごい。

 

 

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ボールからは一旦離れてしっぽ取り。相手の死角に回り込む力やしっぽを引っこ抜く瞬発力が試されます。果敢に攻めるタイプ、ひたすら逃げるタイプ、他の人が揉み合ってる隙にそっと取っていく抜け目ないタイプ、色んなタイプが垣間みれるゲームです。

 

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ラインに立っている適を交わしてボールをカゴに運ぶゲーム。隙間がどこにあるかを見極めたり、数的有利の状況をいかに作れるかが試されます。

 

...と小難しく書いたものの、だいたい本人たちは夢中になってやっています。(それでも感覚で少しわかってきたかな?)

 

 

おまけ。

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よく見られる作戦タイム。こうやって自然にコミュニケーションが生まれるのはいいなぁと思います。

 

 

打ったり投げたり走ったり。

色んなプログラムを通じて、少しずつ自分のからだを自分の思った通りに操れるようになってくれたら嬉しいです。

そのために、とにかく楽しく夢中になって動き回れる環境作りを引き続き極めていきたいと思います。

 

寝ます。

 

 

 

運動したら気分がはれた。

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気持ちがどんよりしたりもやもやしたりする時がある。

私の場合、家の中がかなり散らかっていたり、1人になる時間がない日が続くと息づまり、ため息の量が急激に増える。

何とか解消しようとよくやるのが、好きなものを好きなだけ食べるという方法だ。しかしこれは大体刹那的な快感で終わる。こってりしたものだったり甘いものだったり、食べてる最中はいいが食べ終わった後になにかがスッキリする事は少ない。

むしろ食べすぎて、体が重くなったりもする。

それでも他に解消方法も思いつかず、なんとなくいきづまりを感じては、食べたいものを食べたいだけ、という方向に走っていた。


ところが最近、これに代わる方法として身体を動かすことが、かなり気分転換になることを実感するようになった。

運動教室をやっている身としてはいまさらだが。

 

私がやるのは散歩に行くか、自転車を20〜30分こぐことだ。
なんだかいきづまっていたり疲れたりしているときは、身体を動かすことにも最初は気分がのらない。できるだけ動きたくないのだ。

しかし、最初だけ少し踏ん張って運動し始めると、終わった後の爽快感と湧き上がるやる気、細胞が活性化してる気がする感覚たるや。

時間に追われ、そんな時間もったいないと鼻息荒くしているときも、試しに運動してみたら頭がすっきりしてアイデアが色々出てくることもある。


運動している時に身体で分泌されるものや運動の効果は検索すればたくさん出てくるが、体感することが大事だなぁとしみじみ思う。


子どもが生まれ、1人で外出できないことを運動ができない理由としてぐちぐちいっていた私だが、家の中で自転車をこげる状態を作ったことで、子どもがいても運動できる状態になった。

もっと手軽にDVDを見ながらやるエクササイズとかでも、なんでもいいと思う。


とにかく運動の効果はすさまじい。

 

そんなことを力説しつつ、キーボードの横におかれているのは食べかけのプリン。

プリンももちろんおいしい。